EPISODE
全テレビ局が収録に来たお話の裏話Part1 7つの奇跡
今回は、これもまた、ただことじゃない経験があったというお話です。
2年間のうちに、全テレビ局が私の勤めているコンビニに2回来たというお話なんですよ。
そのお店は練馬区にあり、私は週1回、月曜日に入っているんですが、その前後にこんなことがあったというお話を思い出し、これはお話ししたほうがいいと思いまして……。
まずはPart1「奇跡」というお話です。皆さんにうまく伝わるのでしょうか?
皆さんも思い出しますか?
あのコロナのワクチンを接種しましたでしょうか?
まさに私がコロナワクチン1回目を接種する前日に、ぎっくり腰になっちゃいまして……。もう、きつかったんですよ。ぎっくり腰になった次の日がコロナのワクチンを接種する日。そして、その次の日が練馬のお店に入る日だったんですよ。でも、ぎっくり腰になったんで、とりあえず店長にLINEしたんですよ。
『すみません。ぎっくり腰になっちゃったんで、とりあえずレジには立てるんですが、床掃除とかは痛すぎて無理ですわ。』
と送信したら、店長からLINEが返ってきまして、
『大丈夫ですか? とりあえずレジに立ってくれれば、それで全然OKです。床掃除はしなくていいですから。』
と返信があり、ありがとうございますと思っていました。
まあ、LINEの返信が来て、ちょっと安心したところで、次の日にワクチン接種に行きました。ワクチン接種の日はもちろんお休みにしてたんで、次の日そのお店に行ったんですが……。
そうそう、ワクチン接種の場所が千代田区だったんですが、皆さん知っているかな? 近くに『平将門の首塚』というのがあるんですよ。何か、相当歴史のある史跡でね。いろんなことがあって、それをどかそうとしたら、いろんなことが起こった。それでどかすことができずに祀られているという、相当な史跡がございまして。私はそういうのが好きなんで、せっかくだからワクチン接種した後に寄ってみよう、参拝しようじゃないかということで、ぎっくり腰で痛いんですけど、注射打った後、腰を持ちながら行って、線香と賽銭をあげてきたんですよ。
それで次の日、練馬のお店に行ったんです。
自転車をこいで行ったんですよ。ぎっくり腰って、自転車に乗っているときはまだ痛くないですけど、何とかお店に到着して入ってみたら……。
いつも掃除している場所、そのお店は広い大きいお店で、客席が20席ぐらいあるんです。その20席ある客席が全部片付けられていたんですよ。ええ? 何だ、改装するのかな? なんて思いましたよ。私は夜の10時にその店に行くんですが、いつもはいない店長が、めずらしく入れ代わりにいまして
「佐藤さん、テレビ見ていないんですか?」
「ええ? 見ていないですよ。」
「実は、車が突っ込んできたんですよ。」
「ええ?」
「客席に車が突っ込んできて、めちゃめちゃな状態になって……。それで、ほとんどのテレビ局が撮影しに来たんですよ。テレビで流れていたから、気づいているかと思ったんですが。」
「そんなの見てないから分かんないですよ。そんなことがあったんですか?」
「はいはい、You Tubeで見ても分かるんで、見てください。」
ということで、You Tubeで見たら、もうすごいですよ。車が突っ込んでね。いや、何ですかね、店内には店長、オーナー、そしてお客さんがちょうど3人いたのかな? それで、客席には1人座っていたんだな。午前中の11時15分ぐらいだったかな? 1つのレジのほうにはおばあちゃんが1人いて、もう1つのレジのほうにはおじいちゃん1人がいて、そのときに車がドーーーーンって突っ込んできたみたいです。
その車は、70歳ぐらいの老人の方が運転する、高級外車だったそうです。何といってもすごいのが、その後店長が
「このビデオ見てください。」
と、その車が突っ込んできたときのビデオを見せてくれたんですよ。
そしたらまず、客席に座っている女性の右側40cmぐらい離れたところに車が突っ込んできていました。 40cmですよ! 1mじゃないですよ、40cmです。また、そのお店は自動ドアがめちゃくちゃになったんですが、車が突っ込む10秒前に老人が自動ドアの手前に立っていたと。で、店長が
「こちらのレジにどうぞ。」
と10秒前に言ったからその場所にいなくて助かったのが1つ。そしてもう1人、老婆の方がいた場所は、元々そこに立っていたんですが、その真後ろですよ。1mぐらい真後ろに車が突っ込んできた。まあ、その老婆の方は自動ドアの壊れたのがちょっと肩に当たって軽いけがをしたみたいなんですが……。
まずね、突っ込んできて、めちゃめちゃになったのはいいんですが、その40cm隣り、そして1m隣りの、ちょうど間に車が突っ込んできて、10秒前までその場所にいたら直撃を受けたであろう老人が助かり、そしてもう1件あるんですが、毎日来るおじいちゃんがいるんですよ。毎日来て、その席に座っているおじいちゃんがその日は来てなかったんですよ。それでまあ、オーナーも店長も、もちろん車はそこまでこないですから、その間を突っ切って車が入ってきたっていう映像を見せられて、
「これ、すごいですね!」
と……。
ただね、お巡りさんも確認でそのビデオを見たら
「これは本当に奇跡だよ!」
と。
「このおじいちゃんなんて、もう直撃じゃないか。」
という話を聞きまして
「ええ、店長。このビデオを僕にください!」
と言ったんですが
「まあ、これ? この後に裁判とかいろいろあると思うんで、佐藤さんにあげられないんですよ。まあ、何回も見ることができるので、どんどん見てください。」
と言ってくださったので、見させていただいたという話です。
この店は、あと15分遅かったら、お客さんが行列をなす店で、そして30分後になったら客席がもう全席埋まってしまうようなお店なんですよ。何でね、大変なことですけれども、こんな状況が起こってしまったっていうこと。まあ車が突っ込んできたことによって、テレビ局全曲が来て
「危険ですね。気をつけてください。アクセルとブレーキ、老人の方踏み間違えないでください。」
みたいな感じで全国に放送したんですが、その中身が、これは放送されてないんですけども、すごすぎて……。でね、どっちみち私はぎっくり腰になっていて、掃除しなくていいっていうことになっていたんですが、掃除をしなくてもいい状態になっちゃっておりまして……。だから、半年間掃除しなくてよかったんですが……。ねえ、何でしょうね。ぎっくり腰になってね。千代田区の大規模接種場で注射を受けて、その途中に将門の首塚に参拝しに行きまして。まあ、これは聴く方によってのいろんな捉え方なんでしょうがね? こういう経験をしたというお話でございます。
ちなみに、このお店を直すのに1500万円ぐらい掛かったみたいですね。お金持ちのご老人だったから何ともなかったみたいですけども……。
まあ、という奇跡というお話。
奇跡1 カウンター席の若い女性、右側40cmずれていたら……
奇跡2 自動ドア前に立っていた初老男性、10秒前にその場所にいたら……
(他の仕事をしていた店長が、奇跡的なタイミングで、もう1台の隣にある少し奥のレジに、事故が起きる10秒前に呼び寄せた。もし店長がお客さんを呼んでいなかったら……)
奇跡3 レジ前で買い物中のおばあちゃん、後ろ1mの位置にいたら……
奇跡4 いつも席に座りコーヒー飲んで新聞を読んでいたおじいちゃん、その日は、何故か来店しなかった……
奇跡5 昼飯を購入しに来るお客さん約30名、15分早かったら……
奇跡6 突っ込んできた高齢の運転手、ケガなし
奇跡7 ぎっくり腰の金銀財宝☆只野編隊……床掃除をする場所が半年間無くなった
金銀財宝☆只野編隊のごきげんなラジオ
2024.05.18 O.A.より