EPISODE
雑誌搬入のお兄さんの不思議な体験
これは、練馬区のコンビニで働いていたときです。
コンビニに雑誌を運ぶ方がまた別にいるんですよ。マガジンとかジャンプとかあるじゃないですか。こういう雑誌を運んでくる方がいるんですよ。40歳を超えたくらいの男性の方です。その人とも毎回顔を合わせるんで、仲良くなったんです。そこで、ふと僕が聞くわけですね。
「何か奇妙な体験はありますか?」
「はい、あります。」
迷わないというか、その方も僕も実はオカルトが好きなんですよ。
「オカルトが好きだけど、奇妙な経験もあるんです。」
「じゃあ、どんな経験があるんですか?」
と言って、聞かせていただいたのですが……。
【深夜のエレベーター】
まず、これは男性の同僚の体験談です。
男性の会社は、都内ではない関東圏内の業務用スーパーに、トラックで雑誌だけじゃなくて商品も運ぶんです。
同僚が深夜に関東圏内の業務用スーパーに行くんですが、誰もいなくて真っ暗なんですよ。そこは鍵が掛かっているから、鍵を開けて荷物を下ろすんです。ところが、誰もいない業務用スーパーの搬入用のエレベーターが勝手に動くんです。怖くて、そこはすぐに下ろして帰るみたいなんですけどもね。
誰もいないのに勝手にエレベーターが動くというのを目の当たりにしたら、そりゃ怖いですわ。やっぱり夜に働いている人は、やっぱり奇妙な経験をしているんですね。
【ザクッ、ザクッ、ザクッ】
次は、雪がしんしんと降る冬の日に、男性自身が体験したお話です。
男性は青森県出身です。
小学生の頃、お父さんはいないんですが、お母さんと弟と男性の3人で、部屋数の少ない小さな木造住宅で、家賃も安いところに住んでいたんです。そして、お母さん、弟、男性の3人とも霊感があったそうです。
冬の寒い深夜、家族で寄り添って寝ていると、小さい家の周りをザクッ、ザクッ、ザクッと人が歩いている足音が聞こえたんですよ。お母さんも聞こえるし、弟も聞こえるんです。3人で
「何かしら? 泥棒?」
とか言っていたんです。怖いですから、もちろん外には出ません。ずっと震えながら寝ていたそうです。
いつの間にか、みんな寝ちゃったのかな。朝になって明るくなってきて
『何だったんだろう?』
と思って、ドアを開けて雪の積もっている家の周りを見たんだけど、足跡が1つもなかったそうです。
そこの家は神社のすぐそばにあったそうですが……。
家族3人が深夜に足音を聞いたけど、朝になって外を見たら足跡がなかった。じゃあ、あの音は何だったんだ?
という、雑誌の配送の男性が青森で経験したお話でございました。
金銀財宝☆只野編隊のごきげんなラジオ
2025.08.16 O.A.より