金銀財宝☆只野編隊 金銀財宝☆只野編隊

EPISODE

深夜清掃業の方の怪奇体験談

コンビニには、2か月に1回掃除をする方が来ます。
これは中野区のコンビニで、男女のコンビで掃除をする方に聞いたお話です。

実際に何回かお会いするから聞くわけですよ。
「奇妙な体験をしたことはありますか?」
「うん、あるよ。」
普通に返事をしてくるんですよ。
「あるんですか? 聞かせてください!」
「うん、分かった。仕事が終わったら話してあげるよ。」
「分かりました。じゃあお願いします。」
約2時間で仕事終わらせて、最後にはんこを押してチェックしてもらった後に
「じゃあ話すね。」
と話してくださったんですよ。

【3人が見た暗がりからの・・・】

これは足立区でのお話です。
今は2人組で仕事をしているけど、5~6年前に新装開店するコンビニの掃除をしていたわけよ。まだ開店していないから、鍵を預かってお店を掃除していたのね。メンバーは3人。男と俺、女性はこいつと一緒にやっていたんだ。
それで、脚立に乗って窓ガラスを外から拭いていたのよ。3人で新しいコンビニの窓を綺麗にしていたら、一緒に掃除をしていた女性の方が後ろチラチラ見んのよ。
「何?」
と聞いたけど
「別に何でもない。」
何にもないのにチラチラと気にしているのよ。何か見られている感じがするのよ。
「やめろよ。気持ち悪いな。」
でも何もいない。
そんなことがあって、もう1人の男性の方も何か気になっていたようで……。
「何だよ。気持ち悪いな。」
も言いながらも窓ガラスを掃除して、店の中を掃除して
『さあ終わった。じゃあ、もう大丈夫だな。チェックして出るか。』
お店の照明を全部消して、3人で外に出ようと思った瞬間に、いきなり店の中から190cmぐらいの男がバーンって出ていったんだって。
「ええ?」
バーンって出ていって、角を曲がっていったんだって。それを3人で見ているのよ。
「何だよ。人がいたの? うそだろう。いや、いないよ。誰もいなかったじゃん。何で人が出ていったんだよ。」
リーダーの方が
「おい、大丈夫か? おーい!」
と追いかけていったんだそうです。しかし、角を曲がったらいなかったそうです。
「え? どういうこと? 今いたよな?」
「いました! 背が高くてガリガリの男がいました! あれ、何ですか?」
「いや、今、角を曲がったらいないんだよ。」
「え? どういうこと? 真っ暗になったらいるの? どういうこと? 電気が付いていたときにはいたの?」
「え? うちらには見えていないじゃん。どういうこと? 真っ暗になったら出ていくってどういうことだよ。さっきお前さ、後ろをチラチラ見ていたじゃん。」
「そう。何か見られている気がしたから。」
「何だよ。これ何だよ! 早く帰ろう!」
ということで、鍵を締めて帰ったそうです。

そのお店は1年も続かないうちに閉店したそうです。
その後、その場所はマックとかにもなったみたいですけど長続きしないそうで、今は倉庫になっているそうです。近くに高速道路の入り口、そして焼けてしまった神社がある場所だったそうです。

というお話です。

金銀財宝☆只野編隊のごきげんなラジオ
2025.08.16 O.A.より