金銀財宝☆只野編隊 金銀財宝☆只野編隊

EPISODE

実話怪談

1.霊感ボクシングトレーナー

先ほどの歴代トレーナーの話で出て来たNさん、トレーナー歴が長かったので、いろんなお話しをするわけですよ。
「あの僕、オカルト大好きなんですよ!」
と言うと
「そうなんだ。」
「最近こんな話を聞きましてね。こんなおっかない話を聞いたんですよ。」
と言ったら興味を持ってくださって
「じゃあ、俺も話してやるよ。」
と話してくださったお話。

さあ、始まりました。冬のちょっと怖いお話。始まり始まり。

そのNさんが
「俺ね、霊感あるんだよ。」
と、いきなり話を振ってきたんですよ。
「はあ? 霊感あるんですか?」
「うん。俺、霊感あるんだ。まあ、何ていうんだろう。見えるんだよ、いまだに。もう俺も40超えているけど、全然見えるの。」
「え? いまだに見えるんですか?」
「うんうん。あいつらさ、悪さはしないんだけどさ、いたずらをしてくるっていうかさ、ちょっかいを出してくるんだよ。」
「ええ? 今もですか?」
「もちろん今もだよ。だから、ジム終わって、俺はあっちのほうに住んでいるんだけど、帰り道にしょっちゅうちょっかいを出してきてさ、何ていうのかな。目の前を急に通っていったりさ、ビルの角にいたりとかさ、しょっちゅう黒いもやのようなやつが出てくるんだよ。」
と淡々と言ったんで、俺は心の中で『それ、酒で酔っ払っているんじゃねえかな?』なんて一瞬思いましたけども……。
「でね、佐藤くん。事故物件サイトっていうのがあるだろう。その黒いもやが出る場所を事故物件サイトで調べると、もう間違いなく全部炎のマークが付いているんだよ。」
「え?」
「うん。俺は事故物件の場所でそういう体験すんだよ。」
と言ってきて
「マジですか?」
「何かあるんじゃねえの、やっぱりさ。」
と言っていましたね。Nさん。面白かったな。
「霊感も40過ぎてもあるんだ。大変だよ、本当に。」
とか言っていましたけどもね。

2.バイクについて来る黒いモノ(霊感ボクシングトレーナーの実話怪談)

「まあ、せっかくここまで話したから、この話もしてあげるよ。」
と言って、周りの人たちが一生懸命ボクシングのトレーニングしている間に2人で話しこんでいたんですけども……。ダメだろうって話なんですが……。

俺ね、長野県出身なんだけど、俺が高校生の頃かな。バイク、原チャじゃないよ。スクーターじゃないほう。あのバイクに乗って、後ろに彼女を乗せてまっすぐな林道をブーンって走っていたんだよ。俺、どっちかって言ったら暴走族みたいな感じだったからさ。そしたら、走っていてバックミラーに何か林の中のほうで黒い何かもやみたいなのがずっとついてくんだよ。チラチラ見て、何かついてくる。バイクの速さに追いついてくる感じでついてくるんだよ。道路に出ては、また林に戻って。道路に出て、また林に戻って。
「やべえ、追いついて来る。追いついて来る。追いついて来る!」
後ろに乗っている彼女も
「どうしたの?」
「いや、後ろを絶対見るな! 後ろを絶対見るなよ。」
と言って、何とか乗り切ったそうです。
「何だ? 何だ、あれ。とりあえずコンビニに寄るから、コンビニでちょっと落ち着かせてくれ。」
「うん、いいよ。」
と、彼女を乗せてコンビニに寄ったそうなんですよ。
コンビニにバイクを止めて、コーヒーか何かを買ってきて飲んでいて、彼女と一緒にちょっと心を落ち着かせていたら、目の前にトラックが止まったんだよ。そしたら彼女が急に笑い出したんだよ。
「フフフフ、フフ。フフフフ、フフ……。」
「おまえ、どうしたんだよ。」
「フフフフ……。」
と言って、トラックの中を指をさすんですって。誰も乗っていないんですよ。ドライバーさんはトラックを止めてコンビニに買い物に行ったんで、誰も乗っていないんですけども「何でおまえ、指をさしているんだよ。」
「あそこに、髪の長い首だけあるじゃない。あそこに、長い首があるじゃない。フフフ。」
「さっき、バイクのサイドミラーに映った。あれがついてきたのか? おいおい、目を覚ませ!」
と言って、ビンタをバンバンとやって、彼女は目を覚ませたそうです。
でも怖いから
「すぐ行くぞ!」
と言って、そのまま自宅のほうに帰っていったそうです。

こんな話をジムでしてくださいましたね。
「マジですか?」
「あれな、多分生首か何かだと思うよ。黒い影かと思ったら毛なんだよ。それがバイクを追っかけてくるんだよ。バイクを追い抜こうとしてくんだよ。」
と言ってね……。アニメの『ダンダダン』だっけ? 何かそういうアニメがあって、それにね都市伝説の『ターボババア』というのがいるんだけど、それじゃないですか?当時はそのアニメはなかったけども
「都市伝説のターボババアじゃないですか?」
と言ったら
「うーん。そうかもしんねえなあ。」
というお話をしてくださいました。

Nさん、どうぞお元気で。
私はいまだにジムで頑張っておりますというお話でございます。

まさかね、トレーナーさんからそんな話が返ってくると思わなかったんですよ。まさにカウンターをガーンって食らいましたね。持っていますね。さすがボクサーさん。ボクサーさんのトレーナー、カウンターをかましてきました。
すごいネタを持っておりましたというお話でございますね。

金銀財宝☆只野編隊のごきげんなラジオ
2025.12.20 O.A.より