金銀財宝☆只野編隊 金銀財宝☆只野編隊

EPISODE

元自衛官芸人から聞いた実話怪談

お正月の時もいろんな芸人に会うんですが、その芸人から聞いたお話をします。

毎回、ちょこちょこ話しますけど、オカルト好きな金銀財宝でございますけれども、元自衛官の芸人さんからお話を聞きました。

待合室で一緒だったので、話さないのもなんだから
「どうも、初めまして。」
みたいな感じであいさつをして……。後輩の方でしたけども、話しの流れで
「オカルト好きなんだよ。ラジオをやっているんだけど聴いてよ。」
と伝えたら
「ありがとうございます。」
ということで、ラジオを聴いてくれて
「結構怪談とか好きですか?」
という話になって
「好きだよ。俺、話しているじゃん。いろんな人からもらったり、経験したりしているからさ。」
と言ったら
「僕も持っているんですよ。」
と言ってくださったんですよ。
「ええ? なになに? なにそれ。教えてよ。」
「じゃあ、教えます。」
ということで、話してくれました。

1.基地のトレーニングジムにて

元自衛官だった時の話です。
自衛官の基地の中にはトレーニング施設があるんですよ。体を鍛える場所があるんです。そこで起こったおかしな事象です。

そのジムには合わせ鏡というか、壁に鏡が立てかけてあるのかな? 鏡を見ながらトレーニングをしたりする方がいるからなのか分かりませんけど、四方に鏡があったそうです。
ある日から、偉い人もみんなジムに行って体を鍛えていたら、片方だけ鏡が裏返しになっているんだって。
「あれ? おかしいな?」
トレーニングジムを使っている人がみんな、だんだん気づき始めて
「ここ最近、何で鏡が片方だけ裏返しになっているんだよ。」
となって、誰がやっているのか探し始めるわけよ。
「誰だよ。これやっているの。 何でこうなっているの?」
とみんな不思議がっていたのですが、誰も名乗り出ない。
「おかしいなあ。」
と思っていたそうです。
その元自衛官の芸人さんがロッカールームで着替えていたら、隣に、その基地に新しく来た自衛官がいて
「どうも、どうも。」
と言って着替えていたら、そいつが手帳か何かを落としたんだって。そしたら、その手帳からお札(おふだ)がバラバラって出てくるんだって。
「なんだこいつ、なんだ、このお札の量。こわっ……。」
と思ったのですが、そのとき直感で
「おまえさあ、最近この基地に来たよね? おまえもジムを使っているよね?」
「はい、使っています。」
「ジムの鏡が裏返しになっているんだけど、もしかしておまえがやっているの? 鏡を裏返しにしている?」
と聞いたみたいなんです。そしたら
「バレちゃいましたか。すいません。なんで分かったんですか?」
「いや、直感なんだけど、お札をいっぱい持っていんじゃない? 何それ。こんなにお札を……。何かあるの?」
と聞いたら
「いや、話すのもバカにされるからあれなんですけれども、僕は小さい頃から霊感があるんですよ。」
「ええ? マジで?」
「はい。それでお札を持っているんです。それで、合わせ鏡の件なんですが……。」
「うんうん、そこだよ。何でおまえ裏返しにしているんだよ。」
「合わせ鏡って生命力を奪うんですよ。」
「はあ? なに? 生命力を奪うって。」
「いや、そんな感じがいろいろとありまして、良くないんです。それで、申し訳ないんですけれども、僕は鏡を裏返しにしてジムを使っていたんです。」
と言ったそうです。
「マジで?」
「はい。」
「じゃあおまえさ、自分のときはいいけど、他の人とか上司も気にしているんだから、終わったら元に戻しておけよ。」
「確かにそうですね。そのままにしていたのは申し訳なかったです。ただ、あまり良くないから、皆さんにもあまり良くないことをしてほしくないんですよ。」
「なるほどね。」

という話を聞いて
「そうなんだ……。」
と思いました。

鏡ってお神社にもありますよね。ご神体のところというか、参拝するところにありますよね? 何かいろいろとあるんだなと思いましたね。

2.基地での夜景勤務

「その後なんですよ。」
と元自衛官の芸人さんが言うわけですよ。
「まだあるの?」
「はいはい。」

それで、彼と仲良くなって、隣で飯を食っていると時に
「僕もちょこっとは興味があるんで、小さい頃から霊感があるっていうから、どんな経験があるの?」
と聞いたんですよ。
「いっぱいありますけども、じゃあ、最近の話をしますか?」
ということで、こんな話をしてくれました。

僕が今の基地に来る前、神奈川県の某基地で勤務していたんです。
夜の1時か2時、自衛官は基地を守るためにライトを持って巡回する「夜警」の仕事があるんですが、その時に起こったことです。

1人で警備をしていたんです。ライトをつけて見回りをしていました。倉庫がたくさん並んでいるところを回っていたら、倉庫の向こう側に人影を感じたんですね。倉庫のおもてですね。ライトを向けたら人がいるんですよ。その人がだんだんこっちに近づいて来るんです。
「この時間に何で人が歩いているんだ? 普通は出歩かないよな?」
と思いながらライトで照らしていると、だんだん近づいて来る。180cm以上の大きな人間の影だったそうです。どんどん近づいて来ると、どんどんライトに映って来る。そうすると服装とかが見えてくるんです。服装が自衛官ではないんですよ。米軍の服装だったそうです。 古いものではなく、最近のものですよ。大きな人間がだんだん近づいて来る。
「何で米軍の人が自衛官の基地の中を歩いているの? この時間帯におかしいぞ。」
その人は下半身は普通に歩いているんだけど、おかしいことに、ビデオのノイズが走るみたいに、上半身だけがクネクネと定まらずに揺れていたそうです。
「何だ? これは人じゃないよな?」
と怯えながらライトを照らしていて、声も掛けられずにいたら、その影はそのまま倉庫の中に入っていったんだって。そこで気が付いて
「おい待て、おまえ何をやっているんだ! ここは日本の基地だぞ! 勝手に何をやっているんだ!」
と追いかけて、開いていた倉庫の入り口から中をライトで照らしたけど、そこには誰もいませんでした。倉庫に入ってすぐ見に行ったら、人影が消えているのよ。
「今のは何だよ。」
と、倉庫をライトで照らしていたら、大きな倉庫の真ん中にタヌキが1匹、ポツンといらっしゃったそうです。
「はあ? 何それ。」
という経験をしましたとさ。

というお話です。
確かにタヌキやキツネって人を化かすと言いますが、何だったんでしょうね。

タヌキやキツネって、昔話で人をだますとかいう話を聞くけどさ、今でもあるんですね。
僕は憶測ですけど、霊感がある人ほどだまされやすいんじゃないかなと思いました。フィーリングが合うというか、霊感の脳波や周波数が合うというか……。

こんな話を正月早々頂きました。ありがとうございました。

金銀財宝☆只野編隊のごきげんなラジオ
2026.1.24 O.A.より